落乱
□3.5話
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昼間に小平太達と一緒にバレーをやったお陰で夜になると疲労が貯まっていて、今にも眠れそうだった
お風呂も済ませ、寝ようと床の準備をしていたら廊下から足音が聞こえてきた
こんな時間に誰だろう、と思い部屋の戸を開けた
すると、そこには六年は組の食満留三郎が立っていた
『留、どうしたの?こんな時間に』
留「いや、昼間はまともに挨拶が出来なかったので、改めて来たんですけど..邪魔でしたか?」
『そんな事はないけど、留は明日ちゃんと起きれるの?』
笑いをこらえつつも質問してみる
留「もう昔みたいに寝坊なんてしませんよ!」
恥ずかしそうに手で顔を覆う留が何だか可愛かった
『そっか、昔とは変わったね』
後輩の成長に喜びを感じていると、留三郎が私の頬に手を添えてきた
留「変わらない事だって、あるんですよ?***先輩」
おやすみなさい、そう言い残して留三郎は自室へ戻っていった
。