短編

□愛してる
1ページ/5ページ




マラソンの途中、ふと気がつけば皆が迷子になっていた

仕方ねぇな、あいつらは、と一人山道を歩いていたら


『三之助!止まりなさーい!!』


と、聞き覚えのある声


声のする方を見たら、***先輩が頭に葉っぱをのせてやって来た


「先輩、何迷ってるんスか?」

俺がそう尋ねると先輩はため息を一つはいた


『もー、迷ったのは三之助の方でしょ?』


「何言ってんスか?俺が迷うわけないじゃないですか」


そう言いながら先輩の頭に乗っていた葉っぱを取ってやる


すると先輩は少し頬を紅くして『ありがと』と一言


可愛い


そんな事を考えていると、先輩が俺の顔をのぞきこんできた










次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ