短編
□愛してる
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マラソンの途中、ふと気がつけば皆が迷子になっていた
仕方ねぇな、あいつらは、と一人山道を歩いていたら
『三之助!止まりなさーい!!』
と、聞き覚えのある声
声のする方を見たら、***先輩が頭に葉っぱをのせてやって来た
「先輩、何迷ってるんスか?」
俺がそう尋ねると先輩はため息を一つはいた
『もー、迷ったのは三之助の方でしょ?』
「何言ってんスか?俺が迷うわけないじゃないですか」
そう言いながら先輩の頭に乗っていた葉っぱを取ってやる
すると先輩は少し頬を紅くして『ありがと』と一言
可愛い
そんな事を考えていると、先輩が俺の顔をのぞきこんできた
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