落乱連載2
□4話
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食堂に着くとほとんど満席だった
八「空いてるとこねぇな」
竹谷がボリボリと頭をかく
すると六年の潮江先輩がこちらに近づいてきた
文「お前か、腕の達つ編入生は」
噂はもう学園中に流れているらしい
当の本人はキョトンとしてキョロキョロしている
三「お前だよ、***」
ぽんと***の肩を叩く
『...え、僕?』
まいったなぁ、というように腕を組む
『で、僕に何の用です?』
文「編入生のお前はまだ委員会が決まってないだろうと思ってな、会計委員会に勧誘だ」
今にも取って喰いそうな顔をしている潮江先輩
それを生ぬるい目でみる***
なんとも奇妙な光景だ
『...考えときます?』
文「何故疑問形なんだ?」
『知らないです』
文「...まぁいい、じゃあな」
そういって食堂をあとにした潮江先輩
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