銀魂 短編小説
□煙草はハタチになってから
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学校の屋上。
今日は天気も良く、上には真っ青な青空が広がっている。
今、学校は授業中で、外での体育の授業もないので、あたりはシンと静まり返っていた。
そんな場所で1人、煙草を吸っている男がいた。
―--高杉 晋助---―
この、何かと問題の多いこの学校でもさらに問題の多い生徒。
普段、滅多に学校に来ないこの生徒を、この学校の者ほとんどが知っている。
知っているといってもただの噂でだが。
それほど高杉は悪名高い問題児もとい、不良。
今日もフラッと学校に来たと思ったら、絶賛サボり中である。
「...ふぅー、つまんねぇなぁ」
吐き出した白い煙が空の蒼に溶けて、消える。
幾度となく吸っては吐くという行為を繰り返していた。
とそこに、ガチャっと屋上のドアが開く音がした。
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