□KEEP OUT!
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カランッ


思わず、ノブナガと呼ばれた
“刀”が手から滑り落ちた。



「雛姫ぃ・・・
何考えてんの・・?」



ゆっくりと縛り付けられている
柵から身体を離す。
彼に体重を預ける形になった。



「・・・私?
もちろん、晴也のことしか、
考えてないよぅ・・・!」


そっと、顔を触り、
雛姫の口についた血をふいて、
優しく口付けた。



どさ。





そして、雛姫の意識は
閉じられた。
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