□Alice in monochrome world
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 名前も知らない木々が生い茂る不思議の国の森。
 どこだかわからないが、森の中に長いテーブルと、座るための椅子たちがならべてある場所がある。


 帽子屋のお茶会場だ。


 帽子屋――それは女王に忠誠を誓った者の一人だ。
 しかも、自分の時間までも女王に捧げた、少しパターンが違う誓い方をしている。
 

 過去に白兎と三月兎とで、不思議の国を混乱させようとしたことが在る。
 もうすでにイカレ狂った世界なのに。まるでそのイカレを直そうとしたのかのように、乱闘を起こそうとしたことが在った。
 そこで、ジャックも乗じて罪を犯すのだが。
 
 帽子屋たちは失敗したのに、ジャックだけは自分の身体を犠牲にしたが、成功することになる。




 計画と犯罪性。




 全て、完璧だったソレを見事ぶち壊した女王に、帽子屋は屈服せざるを得なくなったのだ。
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