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□短編
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そう、私は貞子。
ビデオに取り付いた霊。(多分)
そのビデオを見た奴は一週間後にダビングして
誰かに回さないと、
テレビから私がー・・・貴方をこっち側の世界に引きずり込むって
話です。
現在。
私、ボックステレビからじゃなくて、薄型の四原色のテレビから、
ビデオじゃなくてブルーレイディスクから呪いを発信中です。
今日は誰の家に行こうかなぁ。
ん?
ちょうどホラーDVDを見終わったカップル(?)のテレビはっけーん★
行ってきまーす♪
よおし♪驚かしてやろー・・・・って、
何だおー、もういないじゃーん・・・・寝ちゃった?ん?
なんか、声が聞えるー?ちょっと待ってれば人来るかな★
・・・・・・・サーセン。
聞えてきたのは、次の言葉たちだった。
「晴也ぁあぁああぁあッッッ!!!!
あうっ!!」
「まだまだだなぁwwww怖いんでしょ?
なら今日は寝かせないよ?それなら怖くなーいッ!!!」
「きゃぁっ!!
だっだから!!!そんなことしないでッ!!!
そんなとこ入れないでっだめぇ!!!!
ひゃぁっ!!」
「あはははぁッッ!
相変わらず雛姫は弱いなぁ?ここがッッッ!!」
「あッー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!」
「そぉいうところもかーわい♪
これで終わりじゃないよ?まだまだー・・・・
続けるよ?
ねぇ。オレをもっと本気にさせてよ?
じゃ、リプレイ♪」
「ちょ、まってぁあっ!!!まだ準備がぁあぁあっ!!!」
呆然とした。
言葉、無くした。
私は、帰った。自分の井戸に。
そして思った。
若い奴らなんか嫌いだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
★
晴也の家。
朝。
「ふう。面白かったなぁ。
テトリスの対戦。」
「晴也のばかぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」