GS
□2007/01/10 姫条
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←姫条×あなた→
男の妄想とはなんだろう。
ウサミミ?
ネコミミ?
スクール水着?
「違うよう。これでしょ?」
ピンクの背景をしょって、少女が無邪気に笑う。
姫条はそれに応えることができなかった。
なぜなら。
「な、じ、自分、なんて格好してるんや・・?」
少女の姿が原因だった。
裸にエプロン。
全裸であろう豊満な体を包むのは、てろりとした光沢のあるシルク生地。
繊細なレースからのぞく肉感的なふとももと、こぼれ落ちそうな胸のふくらみが……とても危うい。
(エ、エロさ、大爆発・・・)
姫条にとって、この状況は「おいしい」が。
思わずにはいられなかった。
(なんで自分がそんな格好なんや・・・?)
姫条があらためて視線をやると、少女がにっこりと笑った。
「だってしたかったんだもん☆」
「え」
「すごくすご〜く姫条くんの、お注射が欲しかったんだもん☆」
「え。う。お、お注射・・?」
「わからない?そのビクンビクン震えてる、おっきな、おっきな、お・注・射☆」
可愛らしい声で言って。
少女が姫条の股間を指さした。
「じ、自分・・」
姫条の瞳が見開かれる。
少女の言葉。
指さした先。
少女の求めているものが何かわかって。
「ッ」
姫条の体がぎこちなく揺れる。
そんな相手を見つめながら。
「ウフフ☆」
ゆっくりとゆっくりと。
少女が近づいてくる。
姫条の心臓が、破裂しそうなほど鳴って―