乾いた涙

□泣き勝負
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いなくなっちゃえ
なんて言わないで


関係ない
なんて言わないで



君の言葉は痛いの
君の声が突き刺さるの




いつまでこうしていれば
いいのだろう



言いたい事も言えぬまま

時を刻むメロディに
耳を傾け



鋭く痛い君の言葉を
馬鹿みたいに受け止めて




あたしはいつまで
変わらないのだろう



涙も流れぬこの世界に
あたしはいつまで
縛られつづけるのだろう







消えちゃえよ


ホラまた痛い君の声


もう
泣いてもいいでしょう?



だって
泣いたら負けだなんて
そんな世界、
あたしはいらない




だんだんと揺れる視界が
君の存在を濁らせた


ゆっくり落ちる涙が
君の心を潤した



たった一粒だけの涙が
乾いたこの心と
乾いたこの世界、
そして君を
潤すこと



あたしは今初めて知った

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