愛の言葉
□恋風船
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ふわり
ふわり
ふわり
あなたを想うほど
私の気持ちは
風船みたいに膨らんで
この空へ浮かんでる
でもまだ
この風船には
紐がついてて
絶対に離れないように
手にギュッと握ったまま
だって離したら
空に溶けて
なくなっちゃうでしょ?
でもね
このままじゃ
あなたを想いすぎて
風船は破裂しちゃう
そんなの嫌だから
私はこの秋風にのせて
あなたに風船を
届けることにしたんだ
きっと届くよね?
きっと伝わるよね?
そんな想いの中
私はそっと
握ったままの手を開いた
ふわり
ふわり
ふわり
今私の恋風船は
あなたの心の中で
浮かんでいる