Web拍手小説置き場
□ヒュウアヤ
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《抱き枕》
―執務室
ヒ「アヤた〜ん♪」
ア「何だ…」
ヒ「はい☆」
いきなり手渡されたものを怪訝な目で見つめるアヤナミ
ヒ「アヤたんっぽいでしょ☆」
渡されたものの正体は、白猫の大きめなぬいぐるみだった
ア「要らぬ…」
ヒ「そんなこと言わないでさぁ〜、ねっ☆」
ア「要らぬと言っている…」
無理矢理ぬいぐるみを押し付けるアヤナミ
それを少し拗ねながら受け取るヒュウガ
ヒ「………」
暫しの沈黙の後、ヒュウガはいつもどうりニコニコしながら口を開いた
ヒ「じゃあ、俺の抱き枕にする〜♪」
ア「………」
―夜inアヤナミ寝室
今日はいつもより早く仕事が片付き、睡眠を取っていたアヤナミ
ふと後ろの気配を感じ、首だけを向ける
見なれた黒髪の男が視界に入った
アヤナミを抱きしめながら寝ているらしい、目を閉じている
ア「………」
起き上がる為にヒュウガの腕を剥がそうと試みるアヤナミ
彼の腕はぴくともしない、それどころか更に腕に力が入った
ヒ「ん?アヤたん…?」
起こしてしまったらしい
アヤナミは起きるのを諦め、目を閉じ寝ているフリをした
ヒ「…やっぱりアヤたんの方が落ち着く〜♪」
アヤナミの耳元で囁く
ヒュウガはそのまま、アヤナミの首筋に跡を付け、また耳元で囁いた
ヒ「愛してる…アヤたん…」
ア「っ…」
彼の低い声が、鼓膜を震わせ耳を赤くするアヤナミ
『可愛い…』
そう心で呟き、また眠りにつくヒュウガだった
――END――
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