夢小説
□「好き」の意味
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『ねぇ、銀時。私、聞きたいことがあるの』
ったくコイツ本当無表情だなー…。
「んー?何かなー??銀さん、なんでも答えちゃうよ〜」
『あのね、「好き」って、どういう意味?』
ぶはっ
ちょ、飲んでたお茶噴出しちゃったよ!
「ななな、何この子ーっ!ちょ、いきなり何聞いてくんの!?」
『何でも答えるって言った』
「や、言ったけどさ!たしかにいったけどさ!ごめん銀さんが悪かった!!」
『教えてくれないの?』
「…よし、銀さんが答えてやろう」
や、だってこのこ明らかにガッカリしてんじゃん!?
ここで教えなかったら俺ひでーヤツでしょ!!
「いいかー?好きってのはだなー…キスしてーとか抱きしめてーとかセックスしてーとかそういう気持ちのことだ」
あれ、納得してないよこいつ。
『なぜ、人を好きになるの?』
「あのなぁ、お前だって好きなことのひとつやふたつあるだろ?それと同じだよ」
『ない』
おっと…思わずくわえてたいちごポ○キー落としちゃったよ。
ってかコイツ、本当に好き知らねぇんだな…。
なんか銀さんひどい人みたいじゃね?!
「人を好きになるのに、意味なんてねぇよ。理屈じゃねーんだそういうのは。理屈じゃ言い表せねぇ。それが恋ってもんよ」
『わかった。ありがとう、銀時』
あ、笑った。
微かに。
『ねぇ、銀時』
「あー?」
『私ね、』
―銀時のこと、好きだよ―
「…ありがとさん」
end