夢小説

□夢
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「…んあ??」

携帯の着信音で俺は目をさました。
時計を見れば針は2をさしている。
ったく…誰だよ、こんな時間に…
のそのそと手を伸ばして携帯を取り、ディスプレイを確認すればななしの文字。
…また嫌がらせかよこいつは。
仕方なく電話に出てやる。

「はーい銀さんでーす。こんな夜中に何の用だよコノヤロー」

そう言えばいつもみたいに『あ、銀ちゃん??あはは、ごめんねー。別に用はないんだけど。何となくかけただけ〜』なんて能天気な返事は返ってこなかった。
不思議に思って名前を呼べば、返事の変わりにすすり泣く声。

「っ、おいっどうした?!」

『ぅえっ…ヒック…銀ちゃん…』

「今、いくから待ってろ!!!」

そう言って電話を切り、急いでななしの家へ向かった。
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