夢小説
□私のどこが好き??
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私の彼氏は、山崎退。
真選組に勤めてて、すっごく優しいの。
『ねえ、退。私のどこが好き??』
「どうしたの、いきなり」
ちょっと気になっただけ。と言えばそうだなーと考えはじめる。
「逆にさ。ななしちゃんは俺のどこが好き??」
『ん??…優しいとこ、かな。それから正義感が強いところ。あと…私、退の手が好きなんだ』
「手??」
『大きくて、たくまいけど…あったかくて、とっても優しい手。退の手、握ると嫌なこと忘れて安心するの』
退の手に自分の手を重ねる。
…やっぱり退の手はあったかい
「…もう。なんでそんな可愛いこと言うかな…」
『え??退、今なんて??』
聞き返したら、ぎゅっと抱きしめられた。
『さが、る…??』
「笑顔、かな」
『え??』
「ななしの好きなところ。見てるとこっちまで笑顔になる。それから…不安になると、こうやって確めようとするとことか、すごく可愛い」
どーせ占いかなんかで別れるとか言われたんだろ??
そう言って退はヘラっと笑った。
やっぱり退はなんでもわかっちゃうんだね。
『ねぇ、退。私のこと、好き??』
そう問えば、好きだよって返事と甘い笑顔。
退はいつも私が一番欲しいものをくれる。
『退はさ、どうして私がしてほしいこと、全部わかるの??』
「だってななしわかりやすいんだもん」…退ひどい。
そんな笑わなくてもいいじゃんか。
『退、大好きだよ』
「俺も」
ちゅ、とかわいらしいリップ音がした。
end