夢小説

□睡眠不足
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私、ななしは真選組の女隊士です!
最近、鬼の副長こと土方さんと我が隊の問題児、沖田隊長のせいで寝不足なのです…。

『見廻りいってきまぁ〜す…』

屯所をでて、江戸の町を歩く。

あー…眠い。眠いよぉ…。

「ななしちゃん!前!前!!」

え??と顔を上げるも時既に遅し。

どん、と言う音と共に額に痛みが走る。

『いったぁ〜っ!』

「もう、何やってるの。大丈夫??」

そう苦笑して近づいてきたのは退。

「どうしたの?ななしちゃんがそんなドジするなんて珍しいじゃん」

『あはは、最近ちょっと仕事忙しくてさ。』

沖田隊長のせいで始末書増えるし、土方さんは終わるまで寝かせてくれないしで寝不足だよ…。
とため息をつきながら愚痴をこぼす。

『あ、やば。さぼったら土方さんに怒られる!じゃあね、退!』

そう言って歩き出そうとしたら、退に手を捕まれた。

『退?』

「こっち」

『ちょっと退!?』

退に手を引っ張られ連れて行かれた場所は日当たりのいい神社だった。

「ちょっとサボっちゃおうか」

『え、でもそんなことしたら土方さんに怒られちゃうよ??』

「少しだけなら大丈夫」

だってななしちゃん、みてて危なっかしいし。
そう言って退は苦笑した。

「隈、ひどいよ?少し寝なよ」

たしかに、目をつぶればすぐにでも寝そうなくらい眠い。
おとなしく退の肩を借りて寝ることにした。

そこで私の意識は途切れた。


「やっぱつかれてたんだな…。にしても無防備すぎるでしょ。
…好きだよ、ななし。って聞こえてるわけないか。おやすみ、ななし」

そっと彼女が起きないように額にキスをした。






(ななし、ザキぃいいいい!!!てめえら何サボってやがる!!まとめて切腹だぁ!!!!)
((ごめんなさーいっ!!!))









end
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