＊その他＊(倉庫だよ)
□おにぃちゃんって呼･ん･で！
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「なぁ…フリッピーに“おにぃちゃん”って呼ばせたくねぇ？」
「え？」
おにぃちゃんってよ・ん・で！
某アジト的な所…二人の少年がコーヒーを飲みながらくつろいでいた。そして兄…シフティの方から言い出して冒頭に戻る。
危うくコーヒーを落としそうになった弟のリフティはまるで汚いものでも見るように兄を見た。
この双子はフリッピーが好きで堪らなく、誘拐未遂を何度もしている。
なぜ未遂なのか…それはフリッピーにそっくりなフリッピー溺愛の覚醒がいるからだ。フリッピーのためなら犯罪を犯しても良いという溺愛っぷり。その覚醒に殺されるからだ。
話を戻そう。シフティは真剣な目でリフティを見た。その視線に深い理由があるのか…でもどうせろくでもないんだろうなぁ…と心の中で思ったリフティは理由を聞くことにした。
「…何をいきなり…」
「だってフリッピー可愛いし可愛いし可愛いからさぁつい襲っちゃいたい気になるんだよ。そんな俺様のキューティーエンジェルのフリッピーにおにぃちゃん(ﾊｧﾄ)とか呼ばれてみろ。萌えじゃね？」
「聞いた俺が馬鹿だったよ。」
しかもなんだよ…マイキューティーエンジェルって…気持ち悪いっあと可愛いしか言ってねぇし…とつづけリフティはコーヒーを啜った。こんなのでも一応兄である。
「全く俺様の弟はこんなんだしよぉ可愛くねぇ！まぁんなこと求めてないけどなっ！だったら一人でかっさらって来てやる！探さないでくれよ？あとは頼んだぜー！」
「おい待て兄貴っ！っていねぇ！！」
いつの間にかいなくなっているシフティはすでにフリッピーの所に向かったらしい。頭の回転も行動も早いが性格に難ありである