*その他*(倉庫だよ)

□ノスタルジック
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な…なにこれ…

「広すぎでしょう…いくらなんでも…」

ここは日。本か?
第一印象がまさにそれ。広大な敷地の奥に堂々とたたずむあれが校舎なのだろうか…にしても門からしてすごい威圧感なんですが…

「帰りたい。今すぐ」

嗚呼愛しき我が家…遠くに行ってしまったのですね…悲しきかな異郷の地で一人、たたずんでいる私は本田菊。
一般的な高校生である…私は今日からこの私立世界学園という名前の通りすごい学園に転校することになったのです…兄のせいで!


回想。


「菊、菊。」
「なんでしょうか…王さん(嫌な予感しかしない)」

頼みますよ直感…外れて下さい…

「よそよそしいその呼び方やめるあるよ。昔みたいに【にーに】って呼ぶあるね!…話がそれたあるな……すごく…不本意あるが…」
そういって王さんは懐から厚ぼったいパンフレットを出してきた。うわぁ…

「…はぁ…」

何気に【にーに】を押してきましたね。まぁそこはスルーで…

「菊にはこの学園に通って欲しいある。いや通わなくてはならないある」
「…何を唐突に…ってゆーかこの学園お金持ち校じゃないですか。いやです絶対。大体なんで行かなきゃいけないんですか…理由を言って下さい理由を」

そんなところに行って虐められるのは目に見えている。だって、引きこもりだったんですよ?私…なのに何故…

「…実は我…」
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