血の運命の部屋

□joy!
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ジョースター家は眠らない

朝7時半。長女のジョナサンが洗濯物を干しているとバタバタと四女の仗助が降りてきた。三女の承太郎と六女の徐倫、五女のジョルノはもう行ったらしく洗面所では七女のジョニィが髪をといていた。

「遅刻するっあれ?徐倫は?」
「朝から騒がしいね。仗助。徐倫ねぇならもう行ったよ」

ジョニィは椅子に座りながらそう告げた。
ジョニィは昔から足が弱いため長い時間立っていられない。最近はリハビリのおかげで学校(徒歩二十分)位は歩けるようになった。
仗助はジョニィから聞いてまた慌てたように走っていった。因みに徐倫とは学校が近いためいつも一緒に行く。

「こらこら。仗助、早くしないと遅刻しちゃうよ?ジョニィも」
「はーい」
「うわっもうこんな時間!?いかなきゃっ!」

嵐が来たように慌てていた仗助は急いで玄関から飛び出した。ジョニィも身だしなみをチェックして『行ってきまーす』と、ジョナサンが洗濯物を干し終えて、皆が行った頃。三階から次女、ジョセフが降りてきた。

「あれ?もう皆行っちゃった?」
「当たり前でしょー今何時だと思ってるの?」

ジョセフは背伸びをしながら欠伸をして寝癖のついた髪を手で整えた。今日は昼から講義があるらしい。ジョナサンがジョセフの前に紅茶をおき自分もコーヒーを飲みながら新聞を読んでいた。
これが彼女たちの日常である。


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