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□もしも親子三代の家族でREBORN!と世界が同じだったら
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※このページからセリフの最初に名前表記します
『ごちそうさま!』
四人揃って食べ終わって、今日は私が当番だったから私が食器を洗う。
鯉「心愛、手伝うぜ」
『ありがとう鯉伴兄さん!!』
リ「俺もやる」
『リクオもありがとう!』
ぬ「ワシもやるぞ!!」
『………ありがとう?』
あれ、今日私が当番のはずだよね?
三人がやると私が出来ないんだけど
ま、いっか。いつものことだし。
鯉「おいリクオ邪魔」
リ「つかなんで三人?」
ぬ「痛ッ、誰だ、ワシの足思いっ切り踏んだ奴は!!」
……………仲は良いように見えて悪いのかもしれない。
準備を済ませて、四人同時に家を出る。
ぬら兄さんは私達が通ってる学校と正反対の大学へ通っているので、すぐに別れた。
ぬ「馬鹿弟共、ちゃんと男共から心愛を守れよ!」
リ・鯉「「おう!!」」
こういう時にだけ団結するのはやめてくれ。過保護にもほどがあるよ!!
ほら近所のおばさんも白い眼で見てるよ……
………………あれ、あの人誰だっけ?
『それより二人とも、今日朝練無いの?』
鯉「今日は休みだ」
鯉伴兄さん、リクオは現役剣道部。
ぬら兄さんも元剣道部。高3の時に全国大会で優勝し、鯉伴兄さんもつい二か月前に優勝した。
リクオもなかなか優秀なようで、目標は三年になるまえに優勝することらしい。お兄さんたちは二人とも高3で達成したからな……。
理由を聞けば、「糞兄貴達を思う存分見下せるから」だとか。………その腐った根性だったら出来るかもしれないと思ったのは秘密だ。
3人とも負けず嫌いだからなぁ。
後ろの二人の口喧嘩を聞きながらボンヤリと歩いていると、見慣れた3人組。
『お、ツナ〜、武〜、隼人〜!!』
隼「!? げっ………」
綱「あ、心愛ちゃん!! おはよう!」
武「おう、おはよう心愛!!」
3人とは同じクラス。あ、兄さん達が若干不満そうな顔してる。
リ「よぉ」
鯉「元気だな餓鬼は」
武「リクオもおはよう! 鯉伴先輩もおはようございます! あと先輩も十分餓鬼ですよ」
綱「(山本何言っちゃってんの!?)お、おはようございます!」
『おはよう!! おい隼人、なんだよ「げっ」って』
隼「お前が来ると碌なことがねぇんだよ!」
『いいもん私ブラックホールだから。皆吸い寄せちゃうから。不幸の発生源だもの』
隼「いやお前は無害なんだよ。お前の兄たちが「なんだって? 俺たちがなんだって?(笑)」やんのかてめぇ!!」
綱「ぎゃあ!?獄寺君ダイナマイトしまって!! 鯉伴先輩に何してんの!?」
隼「だってこいつムカつくんすよ! 前なんか竹刀で白羽取りしたとき1週間も気を失ったんすから!!」
『え、鯉伴兄さんの白羽取りに挑戦したの!? いつ!? 隼人結構楽しんでんじゃん!!』
綱「だからこの前休んでたんだ。というか白羽取りに何かあるの? 威力凄くない?」
鯉「全国大会優勝の鯉伴様をなめんなよ。心愛が欲しいなら俺を倒してみろ!」
隼「!? な、何言って///」
武「それでいいんすか!? じゃあ俺先輩に挑みます!!」
隼「野球馬鹿も何言ってるんだよ!?」
武「心愛を俺の嫁にください!」
リ「おい心愛は俺の嫁だ」
『いや、違うから。私の意見を聞いて』
鯉「リクオはともかく、山本とか。悪くねぇな……何だっけ、時雨蒼燕流? あの攻撃すげぇよな!!」
綱「山本何したの!? 一般人に何したの!?」
武「何ってガチで九の型 うつし雨をして……」
綱「大技!! 鯉伴先輩どんだけなの?!(リボーンに先輩の存在を知られてはいけない!!)」
『え、ぬら兄さんもリクオも凄いよ?』
綱「……俺、獄寺君が心愛ちゃんに言ったことがわかった気がする」
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