□もしも親子三代の家族でREBORN!と世界が同じだったら
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※逆ハー。キャラ崩壊大ありです。「なんでも来い!」という方だけ読まれることをお勧めします。







朝。 


聴こえるのは鳥の囀り………ではない。いや、本当は聞こえなきゃいけないんだけど。



五月蠅く鳴り続ける目覚まし時計を叩き付けるように止めて、ゆっくりと体を起こす。この家に養子として来る前までは寝起き最悪だったのに、今は一階が騒がしすぎて思わず起きてしまう。



喧しい兄達だ。



ノロノロとパジャマを脱ぎ制服に着替えて、スリッパを履いて階段を下りる。




「おい糞じじい、この卵焼き固ぇんだけど」

「おま、まだ大学生のワシを糞じじい呼ばわりすんな!!」

「仕方ないだろ? 一人称が「ワシ」の地点でお前は爺さんだよ。……あ、卵の殻入ってる」

「鯉伴、お前も黙れ! もっと兄貴を敬え!!」




『そうだよリクオ、鯉伴兄さん。私達を養ってくれてるのはぬら兄さんなんだから』




「心愛………!!」

嬉しそうに突進してきたぬら兄さんを軽く避けて、リクオの隣の椅子に座る。



「「おはよう心愛!」」

『おはよう!』



ぬら兄さんも戻ってきて、揃って「いただきます」と言って。




『…………』




確かにさっきリクオが箸で卵焼きを刺していたけど、固いし殻が少しだけ混じっている。

一生懸命作ったんだろうから何も言わないけど。だって味は美味しいから。




ぬら兄さんは大学二年生。

鯉伴兄さんは高校三年生。

リクオは私と同じ高校一年生で、クラスは別。




美男子三人に囲まれて、私は生活してます。目の保養を超えた。




「なぁ糞じじい」

「なんだ馬鹿弟」



リクオが言おうとしていることを、私が代弁する。








『味噌汁だけなんでプロ並みに上手いの?』

「は?」






ぬら兄さんは才能が偏る様です。







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