†書庫†
□やったぜ環くん*環鏡
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美味しそうに環のバースディケーキを頬張るハニー先輩
珍しく双子とゲームをしているモリ先輩
自分用に用意されていたトロの握りにかぶりつくハルヒ
皆、ワイワイと楽しい時を過ごしていた
そして少し離れたベランダには環と鏡夜の二人の姿
少し騒いで暑くなった身体に涼しい風が気持ちいい
「本当に心配したんだぞ…鏡夜」
「ん?」
おもむろに話始めた環
それは独り言のように呟かれ鏡夜は聞き返した
「あの時の言葉はショックだったし、ここに来たのも必死だったのだぞ」
今度ははっきりと告げる
「あぁ…悪かったよ。でもな…」
「ん?」
軽い謝罪の後、言葉を一旦切った鏡夜に環は相槌をして続きを促した
「俺がお前と帰ることをを無くして双子の元に行くなど何かそれ相応のメリットが無いと行くわけないだろうが」
「うぅ…」
冷静に考えれば鏡夜のすることだ。何かそれなりの考えの元の行動だとわかるのだが…
「あの状態で冷静でいれるわけない」
これが現状
「まったく…俺がそれなりにお前といることにメリットを見出だしてることに自信を持て///」
「えっ!///」