鋼の錬金術師 ーDREAMー

□1月 ーエドアルウィン幼少期ー
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エドワードが「東洋にショウガツというものがある!」と言って嬉しそうに子供には似合わない分厚い文献を開いたのはついクリスマスも過ぎてつい2日程前の話だった。

文献の傍らには白い堅い物体が6つ。金髪の少年曰わく「俺とアルとウィンリィとばっちゃんとお母さんとデンの餅!」ということだが、餅というこの物体が何なのかは予想もつかなかった。おそらくは食べ物なのだろうが、このまま食べられるはずもなく。

「ショウガツって何よ、エドだけ分かってて楽しそうなのずるい!」
少年らの幼なじみが頬を膨らませて言うと、待ってましたというように顔を満面の笑みにして小さな金髪の少年は話し出した。
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