obsession

□絡まった糸
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今の時刻1時43分。
最近のスケジュールはいつにもましてハードで、今日は収録4本、レコーディング、撮影。
宿舎に帰った瞬間疲れがどっと出る。



男2人が寝れるような大きさではないソファーで、くっつきながらジョンヒョンとキボムが寝てる。

その端っこで小さくちょこんと三角座りして、玄関をじっと見つめる、少し寂しそうな顔したテミンがいた。





「今日はもう寝なよ。」

「やだ。」

「ミノはラジオあるから、遅いって言ってたじゃん。明日も朝早いんだし、寝よ。ね?」

「いやだ。ミノヒョンが帰って来るまで待ってるもん。」

「子供みたいなこと言ってないで、そんなんじゃあ明日体調崩れるよ。ほら?」


僕は可愛い"子供"のテミンの手をとり、ベッドまで導いてあげた。




テミンがファンから貰った可愛いぬいぐるみやらがおいてるベッドに入って、僕は腰をかけて頭を撫でてやった。
あいかわらずなぜか甘い、香り。僕はこの香りが好きだ。


僕も明日早いし寝ようと思いゆっくり立ち上がったら、いや立ち上がろうとしたら。
テミンに、細っこい腕のテミンに力強く手をつかまれた。



「…ん、どうした?」

「ミノヒョン、帰ってこないと僕不安で不安でどうにかなりそう。」

「…うん。」

「お願い…、ひとりじゃ寂しいからもう少しそばにいて、よ。」


僕はもう一度テミンの頭を撫でて、布団に潜りこんで手を繋いだ。
僕はテミンに甘いからと理由を作って、気づいてないふり。



「これで寂しくない?」

「…うん。ありがと。ヒョン」






あぁ、また今日も甘い香りに包まれて。いつものように、テミンを寝かしつける。


テミンが不安にならないように、辛くならないように、ほうにキスをしてあげた。
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