小説

□なつめと創樹と猿ぐつわ
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徹夜でゲームをして、朝方に食べようと大事に取っておいてたカップラーメンを広樹に食われてむしゃくしゃしていた。
むしゃくしゃしていたので遊びに来たなつめから服を剥ぎ取った。

「寒いなぁ…はははは……」

困った顔で寒そうにしている下僕を、ベッドの上で見つめる。
情けないったらない。

「お前はほんとに残念な男だな」
「そうかなぁ」
「お母さんに謝ったほうがいいと思う」
「そんなことないよ」
「腹立つから今日は女装すらさせてやれねえよ。すまねえな」
「え?いやいや、それは全然構わないよ。でもちょっと寒いな」

寒いのは本当らしい。ちんこが縮こまっている。
指先でちょんちょんつつくと、なつめは少し恥ずかしそうに身じろぎした。

「ちょっと手を後ろで組めよ。縛ってやるから。猿ぐつわもしてやる。喜べ」
「え?いいの?」

嬉しそうにするなつめに盛大に引きながら、後ろ手に縛ってやり、タオルで猿ぐつわを噛ませる。
それから脇腹をつーっとなぞってみる。
縮こまっていたものが少しずつ元気になってきた。

乳首をちゅ、ちゅ、と吸って、軽く噛んだ。

顔を上げてみると、なつめはぎゅっと目を瞑っていた。

「腹筋ふるふるしてんな。感じてんの?」

適度に発達した腹の筋肉にキスをして、ぺろぺろと舐める。なつめはそれだけで体を震わせた。

「勝手にイったら殺すから」

冷たい声で釘を刺すと、薄目を開けてこっちを見た。
やーばい。かわいい。
しばらく夢中になってちっさい乳首を吸った。
気づいたら胸のあちこちに鬱血のあとが残っていた。
あらあら。綺麗な模様。

「つーか鼻息エグいんだけど」

フーッ、フーッ、と音を立てて猿ぐつわの隙間から口で息をしているなつめを見て、気持ち悪、と呟きながら、その膝に跨る。

自分のパンツから半勃ちのちんぽを出してゆるゆる扱いてから、肩に掴まって先っぽをなつめの腹筋に擦り付けた。

「っん…」
「うっ、ふ、んんっ」

吐息を漏らしたら、なつめは体を震わせてガクッと首を上に反らす。

「腹擦られたくらいで俺より感じんじゃねえよ」

自分も興奮してて声が掠れた。

ゆっくり扱きながらなつめの体に擦り付け、太ももの裏やタマになつめのびんびんになったちんこが当たるように動く。

「んっ!…ぐ……ふーっ…んんっ」

そのたびに苦しそうに息をするなつめにちょっと驚くほど欲情した。一瞬意識が飛びかける。

「もう許してほしい?」

首を傾げて顔を覗き込んだら情けない顔でこくりと頷いた。

「挿れたい?」

こくこく。
首筋にうっすら汗をかいてる。
それを舐めるついでにせっかくなので耳たぶを強めに噛んでやった。

「んっ!く……ん…」
「ビクビクしすぎ」
「んう…うーっ」
「なつめちゃんは本当にドMだな。気持ちが悪いよお前は。俺くらいしか相手にしないんじゃねえの。お前よく童貞じゃなかったよな」

うー、と小さく唸るなつめの首筋もがぶがぶ噛む。
殺すぞ。
耳をぐちゃぐちゃ舐めてしゃぶって、その間に自分のちんこと太もものあたりをローションでぐじゅぐじゅにする。

「今日は挿れさせてやんねえよ」

ん?!とくぐもった声が聞こえて思わず笑う。
必死すぎ。

太ももを締め、なつめに跨がったまま腰を下ろしていく。
あついものがぴとりとくっつき、それから太ももを割って隙間に入ってくる。

「んんーっ…!」
「ああ…すげえ硬くなってる…」
「うぐっ…ケホッ」
「…むせたの?」

愛おしくなって頬に何度もキスをした。
甘えるみたいに俺の頭に頬をすりつけて来るので、あまりに犬みたいで笑えた。
犬だな。今、手が使えないし。

体を上下させて、太ももの間でぬちゅぬちゅとこすってやる。

「はあはあ言って、まじで犬、みたい」

犬みたいで興奮する。

「はぁ…ああ、ん……なつ…気持ちいい…」

俺が腰を上下するたびに、なつめのが擦れて濡れた音を立てた。なつめは息が荒くてやばい。こいつちんこつっこめないショックで死ぬんじゃねえか。

「んっ、なつめ、お前死ぬの?」
「う…っ?」
「勝手にイったら殺すって言ったろ」

そうだった、みたいな顔すんな。
愛情を込めて乳首に噛みつく。

「ふっ!ん゛っ…んんっ」
「やば。我慢できねえ」

太ももでなつめのを扱きつつ自分のを握って腰を上下させる。
若干酸欠なのだろう。顔を赤くして苦しそうに目を閉じたなつめの猿ぐつわを外してやる。

「ああっだめ創樹くんだめっ、ああ、あっイ、いく」
「黙れ、っ、殺すっつってんだろ、んは、」
「殺して…!」

ぎゅむっと太ももに力を入れて挟み込む。

「あっ、あ、いっイく…ああっ創樹く、っ、かわいい、かわいいよ、あっ!出る…!」
「くそ、バカが」

なつめの精液が顔の高さまで飛んで来た。咄嗟に避けたけど頬の下あたりについた。

「汚ねえなこのやろ……舐めろ」
「あ、っ、ごめんっ」

後ろで縛られた手がもどかしいのか必死に首を伸ばして自分の精液を舐め取るなつめ。

「ごめんね…」
「はぁ、ああ、あ、イく…んんっ」
「創樹くん…」

グチュグチュ音を立てながら扱いて、なつめの目を見る。
目のふちが赤くなってる。
うっとりした顔で俺を見返している。

「あっ、…あんっ…」

俺の精液は狙い通りになつめの腹筋にかかった。扱いて全部絞り出し、ぐちゃぐちゃと塗りつけた。
そうして呼吸が落ち着くまでなつめの肩に額をのせて目を閉じていた。
なつめの匂いがする。温かい匂い。

「はー…風呂入ろ」
「待って!」

着替えを出して風呂の準備をすると、後ろ手に縛られたままのなつめが必死に縋ってくる。
まあそうだ。このまま俺の部屋に放置されるとかキツいだろ。

「創樹くん」
「はいはい」
「キスして…?」

満面の笑みが浮かんでしまった。

「手はそのままでいいんだ」
「放置も良いんだなって」
「じゃあ俺のかわいい唇もお預け」

ええ?と言いながら嬉しそうにするなつめに、しつけが行き届いてきたなと喜ばしい気持ちになった。

全裸で縛られた状態で、精液を飛ばされたまま放置されている今、隣の部屋の広樹がなんとか俺の部屋を訪れないかなぁと思ったら、廊下でスキップをしてしまった。





-end-
2017.10.16



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