小説
□お兄ちゃんと僕のこと U
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今日は日曜日で、僕は外で友達と遊んで帰って来たところです。
お父さんは今日もお仕事で、遅くなるって言っていたけど、お兄ちゃんは今日サッカーの部活が休みで、玄関にいつもお兄ちゃんが履いているかっこいいスニーカーがあったから、たぶんおうちにいると思います。
僕はお腹がすいて、冷蔵庫を開けたけど、プリンが1つ入っていて、それがお兄ちゃんのじゃなかったら食べようと思って、お兄ちゃんのかどうか聞こうと思ってお兄ちゃんのお部屋に行きました。
お部屋の前まで行ったら、中からお兄ちゃんの声が聞こえたような気がしました。
靴が他に無かったから、お友達は来ていないと思うので、電話をしているのかと思って少しドアに近づいて声を聞いてみました。
「…ん……ふ…」
話し声じゃない感じがします。よく聞こえないのでもう少しドアに近づきました。
「あ、ん…葵…」
名前を呼ばれて、僕は聞いているのがばれたと思って、怒られるのが怖いけど正直に謝ったほうがいいと思ったからドアを開けました。
「葵……あ、葵?」
「お兄ちゃんごめんなさい、…何してるの?」
お兄ちゃんはベッドの上でこっちに背中を向けて顔だけこっちを向いていました。茶色く染めた髪の毛が顔にかかっていて、ピアスがキラッとしました。
お兄ちゃんの顔はなんかふにゃっとしていて、眠そうでした。僕はお兄ちゃんが起きたばっかりなんだと思いました。だっていっつも部活で疲れてるのに僕のご飯とか作ってくれるし、遊んでくれるし、優しいから疲れると思ったからです。
「寝てたの?」
「や…大丈夫…葵、っ」
お兄ちゃんの顔はとろっとしています。手がもぞもぞしていて何かしているみたいだけど見えません。
「あ…あぅ…」
「お兄ちゃん?」
「葵、こっち、来て」
僕はベッドに近づきました。
「こないだ一緒に気持ち良くなったの、…覚えてる?」
僕はお兄ちゃんにしてもらったことを思い出しました。全然忘れてなかったし、お風呂の時とか自分で少しおちんちんを触ってみたりもしたけど、お兄ちゃんがしてくれたみたいに気持ちよくなかったし、自分でやったらなんか悪いことみたいで怖かったからやめたのでした。
「うん…覚えてるけど」
「あれ、またやりたくない?」
「…やりたい」
お兄ちゃんの手を見たら、パンツの中に入れてもぞもぞしていました。この間のやつをやってるんだと思いました。
「こっちきて、葵。ここ、触って、もう、イくから、あぁ」
「1人でも気持ちいいの?」
「うんっ、葵のこと考えてたら、ん、気持ちいいよ…ここに手、入れて、葵」
お兄ちゃんは僕の手を持ってパンツに入れました。
「うわ、あつい、ぐちゃぐちゃだし」
「ん、ごめんなさい、ぐちゃぐちゃにして、んっ、あ、ああ、」
お兄ちゃんはなぜか謝りました。
「葵、ここぎゅうってして」
お兄ちゃんは僕の手におちんちんを握らせてその上からお兄ちゃんの手を重ねてすごく力を入れました。
「あ!あ゛ぁ!い、たいっ!」
お兄ちゃんが痛いと言って僕はびっくりして手を放そうとしました。
「や、あおい、やめないで、もっと」
「痛いのやじゃないの?」
「葵がやってくれるの、痛いのも気持ちいいから、だからもっと、もっとして」
お兄ちゃんの声は優しくて、気持ちいいっていうし、僕はがんばって力を入れました。
「あうっ!いい、いいよ、あおい、きもちいい」
「もっと?」
「あ、うん、もっと、もっと!ん、あ!出る、出ちゃう!あおい!」
お兄ちゃんはびくびくっとなって、僕の手に何かぬるいのがかかった感じがしました。
「あ、お兄ちゃんあの白いの出た?もしかして」
僕が聞くと、すごく恥ずかしそうにうん、と言ったので、僕はなんだかドキドキしました。
お兄ちゃんは僕の手をパンツから出して、そこにかかった白いのを見てはあはあしました。
「舐めてもいい?」
「えー、これお兄ちゃんのだよ、これは好きな人のじゃないとおいしくないんじゃなかったっけ」
「そう、だけど」
「じゃあ、僕が舐めたらおいしいかな、お兄ちゃんのだから」
僕は自分の手についたそれを舐めてみました。
「あっ、あおい、…エロすぎ…」
お兄ちゃんの顔が真っ赤になりました。
好きな人のだったらおいしいって聞いていたけど全然おいしくなくて、僕はお兄ちゃんの気持ちとか考える前におえっとなってしまいました。
「お兄ちゃんのこと好きなのに、あんまりおいしくない」
本当はあんまりおいしくないどころか、ちょっと吐きそうになってしまったけど、お兄ちゃんが悲しんだら困るから言いませんでした。
「そっか、うん、大丈夫だよ、そういうこともあるし」
お兄ちゃんはなぜかすごく嬉しそうです。
「ね、俺も舐めたい。葵の手」
「え、でもお兄ちゃんのだよ」
「うん…葵のは後で舐めるから…お願い」
僕は仕方がないから手を差し出しました。