小説2

□17 創樹の譲歩
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「なーつめっ!ドライブデートだねー!キャハ!うふ」
「……創樹くんが楽しそうでほんと…なによりだよ……」

俺のテンションは助手席でマックスを超えた。今日はこれからも超え続けるだろう。
広樹が目の前で彰人とヤり始めても穏やかな笑顔を浮かべていられる自信がある。

「なつめ、今日もかわいいよ!」
「創樹くん…褒めてくれるのはすごく嬉しい…嬉しいけど…」

なつめは女装が似合う。つか女装の方が自然。逆に女装しか似合わない。もう女装しかしてほしくない。女装を仕事にすればいい。

「明日から大学もそれで行けば?」
「捕まるよ…最低でも職質は免れないよ…」
「大丈夫だって!だって超かわいい。ミニのワンピそんな似合うやつ女でもいねえよ」



休みの日の朝、車借りて迎えに来いって言って、普通に車でうちまで来たなつめに、別れるぞとか脅してワンピを着せた。
古着屋の通販って便利でお得。

その黒いワンピは袖がシフォンで、全体的に柔らかい印象でありつつミニ丈。もう。かわいい。エロい。うっかり間違って惚れそう。

「どこに向かえばいいの…」
「おうおう、テンション低いぞばか野郎!お買い物でもするぅ?」
「無理だよ!人のいないとこにしようよ…」
「もうっ、なつったら人のいないとこに行って何するつもりっ、イヤラシイんだからぁっ。卑猥!卑猥だわ!」
「創樹くん、キャラ崩壊してるよ…」
「うるせえお前のせいだ」



とりあえず郊外の方へ向かって移動した。

体を横に向けてまじまじと女装運転中のなつめを観察する。
なつめは俺の視線に気づいて居心地悪そうにした。

「そんなに…見ないで」

恥ずかしそうな、嫌そうな顔。
まじそそる。

「なにその顔。ヤりたいの?」
「なんでそうなるの!」
「お前ほんと脚きれいなのな」

スカートから覗く白い太ももを撫でた。ナマ脚だ。

「ちょっと、だめだよ創樹くん、事故るよ」
「大丈夫だ、がんばれ」
「がんばりでどうにかなる問題じゃないよ!」
「いいから。気にすんじゃねえよ」

すべすべでムダ毛がほとんどない。

「剃ってんの?」
「剃らないよ!」
「ふふん、ふふふん」
「こわい……創樹くん、ほんと、こら、危ないから」

超なで回した。勢い余らせて股間にソフトタッチ。

「ちょっ!」
「あらぁ、なぁになつめさん、あなた今日は勃ってらっしゃらないのね」
「創樹くん!もう!怒るよ!」
「やれるもんならやってみろ」
「……まったく、もうっ」

ぶっ

「怒ったの?なつめちゃん怒ったの?なーちゃん?今ので怒りを表現しきれたの?」
「もういいよ…」

機嫌悪いなつめとか、激レア過ぎて勃つな。

「ごめんごめん。お詫びにフェラしてやる」
「いっ?!今?!いやいやだめだよ創樹くんのばか!」
「ばかとはいい度胸だなぁおい」
「事故って創樹くんが怪我でもしたら僕はどうすればいいのかわかんないよ!」
「なつめ…」
「…ね?」
「悪かった。お詫びにフェラしてやる」
「こっらこらこらー!」

スカートぴらってしたら、イチゴのパンツが出てきた。
黒っぽいワンピからイチゴのパンツー!アンバランスやっほー!
用意したの俺だけど。

今日はほんとに勃ってない。
ぽろんって取り出して、体を横に倒してぱくっとした。

「ちょ!やめ!創樹くん!」

肩を掴まれて抵抗されながらも、口の中でムニムニと転がす。

「だめだってば、創、樹くんっ」

なつめは半分くらい諦めている。いい判断だと思う。
まだ柔らかい。軽く噛んだりくちゃくちゃしたりして感触を楽しむ。

「あぁっ……」

よし。落ちた。
ちょっとずつ硬くなってきた。

「隣に車高高い車来たら終わりだな。恥ずかしいやつ」
「ひっひどいよ、だめ、恥ずかしい…」
「むちゅ」

なつめは恥ずかしいとか言いながら完全に勃たせた。

「変態」
「だって…」
「ワンピとか着て外出て車でちんこ出して、かわいい男の子にフェラさせて」
「かわいい…あふっ」
「おいド変態、ちゃんと運転しろよ?」
「はあ…創樹くん…」

手も使って丁寧に入念に舐めて扱いてしゃぶる。わざとじゅるじゅる音を立てたら、なつめが体をびくっと強張らせた。

「だめっ、もうだめ、あぶ、ない、ほんとやめて」
「ええーやぁだ、まだ舐めるのっ」

ふざけて広樹みたいな声を出したら、なつめが車のスピードを上げた。

「どしたの?」
「もう、我慢できない」

なつめは眉間に皺を寄せて呟いた。



車はだだっ広い空き地を回り込んで止まった。
スムーズにギアをパーキングに入れてエンジンを切ると、なつめはいつになく忙しない仕草で助手席の俺に覆い被さった。





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