小説2
□18 広樹の介抱
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「うぐ!う、う、ん、ぐ、」
「は、涎垂れてんだけど」
「う…うう、ん」
「…全部飲め」
「ん、んん!」
ああああ口に、口にあっくんの精子たちが!はい全部飲みますもちろんですいただきます。
飲み終わったら、片手で頭を押さえたまま口に指を突っ込まれた。くちゅくちゅと中をかき回される。
「まじで飲んだの?きったねえなあ」
半笑いで言ったあっくんは、冷たい目に反して優しく頭を撫でてくれた。
そのまま噛みつくようにキスをされて、濡れた指が俺の中をほぐしにかかる。
その辺からもう抵抗するの忘れてた。
「ん…あっく…ふ……うう…」
「気持ちいいのかよ、変態」
「あっくん、好き、好きぃ」
「ばかじゃねえの。なんでそんなかわいいんだよ」
なんなのー!もう萌え死ぬ。
「早く挿れさせろ」
「うん、もういいよ、もう挿れて、あっくんのちんちん挿れて!」
「前に手つけ」
「はい…」
四つん這いになってズボンを中途半端なところまで下げられて、なんかそのままちょっと放置されたから振り返ったら、あっくんがすっごい冷たい目で俺を見てきた。
「あっくん…ねえ、挿れてよ…」
「さっきは散々嫌って言ってたくせに」
「あ、あ、ごめんなさい」
「謝れば挿れてもらえると思ってんの?」
「…どうすればいいの?」
「そのまま自分で指入れてみろよ」
「え…だって見えちゃうよ」
「見せろっつってんだよ」
「…恥ずかしいよ…」
「じゃあもう一生挿れねえ」
一生…だと…!
「やだ…やだよぅ…」
「早くしろ」
「あっくん……あっくん…」
「そんな顔してもだめだ。入れろ」
「うう」
あっくんを見つめたまま指をちゅぷちゅぷってしゃぶってから、躊躇しているように見せかけて全然躊躇なく自分のアナに指を突っ込む。
「あん…あ……あっくん…」
「えろ」
「あふ……んん…」
あっくんが俺に覆いかぶさってきた。
「広樹、気持ちいい?」
耳元で聞くその声がなんかちょっと甘えたみたいな声になってて、きゅんとした。もうだめだもう早急に挿れてもらわなければ…
「ん、少し…あっくんのがいいのに…」
「ほしい?」
「うふ、うん」
「じゃあ挿れてあげる」
どうしたどうした急に甘えモードに切り替わってる。
という俺の疑問は挿入の衝撃でぶっ飛ばされた。
「ああっ!あ、あっくん!」
「はぁ」
「もっと!もっとおくぅ、奥突いて、いっぱいしてぇ」
「ん、…かわいい、広樹」
「でしょ、っああ、かわいいでしょ、だから、いっぱいして」
「いいよ」
俺の腰を掴んで固定して、あっくんはいきなり激しい律動を始めた。
「やっ!ああ!あん、あ、あ、あっ、あ、ああん!」
しばらくそのまま責めてから、あっくんは俺を支えて後ろに座った。その上に俺が下ろされて、さらに深く結合する。
「あ、あーっ、深いよ…!すごい奥までとどいちゃう…」
「気持ち、いいか?」
「いい、ん、すごい…!」
俺のものから先走りが垂れて、あっくんと繋がってる部分がどんどん濡れてイヤらしい音を立てる。
「すごい音だな、広樹、聞こえる?」
「や、やだぁ、聞かないで…恥ずかしぃ…」
「無理だろ。聞こえちゃうだろこれは」
「だってぇ」
突き上げが一層激しさを増していく。俺は目を閉じてあっくんを感じた。
「すごいよぉ、もう…あふ、もうだめ…う、あ、」
「イっていいよ」
「あっくんも…あっく、も、あ、あ、あっ、あっ」
「はっ、広樹」
あっくんは腰を動かしながら俺の首筋に唇を押し付けた。
「あ、あ、ん、イく、イく…!っああぁん!」
「ん…」
呼吸が整ったところで、あっくんが全然動かないことに気付いて後ろを振り向いたら、壁に寄りかかって眠っていた。
相当酔ってたんだと思う。ほんと、あっくんの酒癖って一体。
俺はちょっと楽しくなって、熟睡しているあっくんを必死でベッドに運んであげた。
明日起きたら全部忘れてるんだろうな。
詳細を全て語ってあげよう。うふふ
ふふふふ。
俺とあっくんの間には愛しかない!
-end-