小説2

□19 なつめの奉仕
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「うう……」
「泣くの?俺を煽りたいの?」
「ちが…い、ます……」

はんぱねえ!
メイド服、今までで一番くるかも!おマタにくるかもー!
っしゃあああああ!

「やあ、かわいいね、なっちゃん」
「もう…僕、お婿に行けないよ…」
「はい敬語でもう一回」

今日はメイド服で敬語を強いているのだ。

「そうだった…」

なんの疑問も持たずに従うなつめ。

「僕、もうおムコさんに行けません」
「だねーだねー無理だろうね、こんな格好しやがって」
「……創樹くんがもらってくれるんじゃないんですか…」
「それはまだわかんねえよ」

え、と固まったなつめの目が、羞恥からかショックからか少し潤んだ。いつもより弱気になってるし。

ああ。くっそ萌える。

「僕をもらって下さいって頼んでみれば?」
「う、」
「ひざまずいて」
「ううっ」

俺が選んだメイド服は、スカート丈が膝よりちょい下で、中にふわふわのパニエがついている。
メイド服は絶対短すぎない方がエロい。

黒地に白のエプロンがついてるけど、それもあんまりフリフリじゃなくて、地味め。

それとベッドドレスもつけた。フリルがついたやつ。
なつめの茶色っぽくて長めの髪と、すげえ合ってる。


もう、俺、天才だろ、これ。

どこに出しても恥ずかしくない女装男子だ。

「ここ座れよ」
「はい…」

ベッドに座った俺の足元に、なつめがゆっくり座る。スカートがふわっと広がってて、いい。

これ明日から俺と会うときの制服にしてえ!

なつめは不安そうに俺を見上げた。

「なっちゃんどうしたの?」

猫撫で声で言って頭を撫でてやると、なつめは少し笑った。

「僕を、もらってください、ご主人さま」
「ぷっ」
「笑われた…僕笑われました……」
「あまりに変態すぎて」
「ひどい、いつもだけど…」
「勃ってるくせに」
「スカートふわってしてるのになんでバレた…」
「は?勘に決まってんだろ」

足でなつめのスカートの上からさわさわしたら、足の裏になんか固いのが当たって、なつめが体をびくつかせた。

「あと、『ご主人さま』はなんか違う」
「じゃあ、創樹さま?」
「それはそれでいいけどーなんか違う」
「えぇと、お兄さま?」
「それは違う格好の時に言わせてやる」
「う、…じゃあ、旦那さま?」
「それだな」

俺は足を伸ばしてスカートの中を探り、膝や太ももをつま先でゆっくり撫でた。

「あ……はぁ、だんなさま…」

なつめは蕩けたような顔で熱い息を吐いた。

「おい下僕。主人に奉仕しろ」
「……はい」

俺のデニムのボタンを外してゆっくりジッパーを下げ、ものを出してアイスを舐めるみたいにゆっくり舌を使い出したなつめのスカートの中を、足でまさぐる。

「…っ、ん」
「んんっ、だんな、さま」

頭をぐしゃぐしゃと撫でると、なつめは目を細めた。
俺はその顔を見ながら、つま先でなつめのものを探り当てた。

「ぅう」

俺のメイドは前髪に隠れた眉を潜めて唸る。

「ふ、つかガチガチじゃね」

上から睨み付けながら、つーっと優しく擦りあげてやる。

「っん、うう」

ふにゃふにゃした顔で一生懸命俺のをくわえてるなつめに、俺は思わず手を伸ばした。
柔らかい髪から耳、耳から首筋をゆっくり撫でる。

耳を隠す髪の毛をそっと耳にかけてやると、ほんのりピンクに染まった耳たぶが覗いた。


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