04/25の日記

22:49
安達さんの本の通販について
---------------
安達とみっちゃんの本の通販を開始しました!

安達さんと僕 通販ページ(BOOTH)

92ページ 600円
印刷所 しまや出版様


わーい!

外出自粛のおともに、お迎え頂ければありがたいです。

書下ろしの「安達さん、ティーチ」について、
BOOTHよりちょっと長めのサンプルを下に置いておきますね。

九九を言わせながらの行為は
二人の話でしか書けなかったと思います
よかったね

どうぞよろしく!!






   安達さん、ティーチ

僕はただ、何気なく聞いただけだったのです。
安達さんだって男の人なので、たまにはそういうこともするのかと思って、ただ聞いただけだったのです。
「安達さんもいやらしいビデオなど観たりすることがあるのですか」
すると、キッチンで育てている豆苗の様子を見ていた安達さんは、ゆっくりと振り返りました。その顔には表情らしい表情が浮かんでおらず、僕は少しどきりとしました。
「みっちゃん。安達さんも、とはどういうことだろうね。まるでみっちゃんは当たり前にそういうものを観ているといった言い方じゃないか。まさか君、そういうものを観るのかい」
「ああいえ、僕はその、あの、ちゃんとしたものを観たことはないので、その」
安達さんがずんずん近づくので、ついには僕の鼻先に安達さんのお鼻がくっついてしまいました。
安達さんは小さな声で「嘆かわしい」と言いました。そして、僕の隣りに座って、僕の顔をまじまじと見るのです。
「あんなものは絵空事だよ。あれを信じてはいけない。まあ、フィクションとして楽しむ分には別に構わないのかもしれないが。しかし男や女が生殖活動において示す反応は、あんなものの数千倍のパターンがあるだろう。いや人の数だけあっていい。それをほとんど想定していない。もともと個人差のあることを、いくつかのパターンに置き換えて作り替えているのだから。素のままの君を見られなくなるなんて真っ平御免だからね、みっちゃん、君はあんなものに縛られるべきでない。セックスは自由であるべきだ。基礎知識は必要だが、その上での固定観念からの解放こそ、あれの目的なのだ。そうして初めて、人と人は交わることが出来るのだよ。わかるかい。みっちゃん」
「わかりません」
「困ったことだね……」
「ああいうものを観ないと、その、そういう時にどうしていいか、僕はわからないと思うんです」
安達さんは深い深い溜息をつきました。肺の中の空気が全部外に出てしまったと思います。
「違うよみっちゃん。そういうものでセックスを学ばねばわからないというのなら、この国の性教育は終わっているということだ。学校で教えればいいのだ。セックスにどういう意味があり、どういうリスクがあり、それを避けるために何があり、またどういう楽しみ方があり、互いの同意の上でするセックスがどれほど愛に溢れて素晴らしいものなのか、また、互いの同意のないセックスがどれほどの暴力になり、どれほど人を傷つけることになる可能性があるのか。学校で教えるべきなんだよ。私はこの国に絶望に近い感覚を覚えて久しいが、今ほど憎しみを抱いたのは初めてだ。みっちゃんの、私の大事な大事なみっちゃんの性知識が、あんなものから少し得ただけだというのが本当に……君は解放されていい。自由に私を感じていいんだよ」
安達さんは熱弁を振るいながら僕の太ももを撫で回します。心配しなくても、僕の性知識なんか、少しのいやらしいビデオと、たくさんのいやらしい安達さんからできているというのに。
「参考までに聞くがね。みっちゃんはどのようなシチュエーションのビデオが好きなの」
「シチュエーション……」
「いろいろあるだろう。未亡人だの、娘の婿だの、人妻だの、友人の母だの、友人の弟だの」
偏っている、と思いましたが、口には出しません。もしかしたら安達さんの好みなのかしら。僕は少し不安に思いました。
「安達さんは?」
「私はみっちゃんだ。みっちゃんが好きだよ。そんな事は知っているだろう。怒らないからさあ言って。いや、待てよ。みっちゃんは言葉で責められるのが好きだから……女教師や家庭教師ものなんか、向いているんじゃないかね」
向き不向きを教えてくれる安達さんはなんて優しいんだろう。僕は自然と頷いていました。
すると安達さんの纏う雰囲気ががらりと変わるのがわかりました。どっしりして、優しい感じで、僕の頬を手の甲で撫でながら、耳に唇を寄せてゆっくりと囁くのです。
「じゃあね、みっちゃん。今から私は君の家庭教師だよ。色んなことを、手取り足取り教えてあげよう。……いいね」
「はい。安達先生」
僕はうっとりとして、安達さんの胸に抱きついてしまいました。
「ではみっちゃん。九九を言ってごらん。一の段からゆっくりと。うまく言えたらご褒美をあげよう」
「はい。いちいちがいち、いんにがに、いんさんがさん……」
「そう……すごいねみっちゃん……その調子だよ……」
安達先生は、九九を言う僕の首筋に唇を押し当てて、ぺろりとそこを舐めました。
「ひんっ」
「どうしたの。変な声を出して。集中しなさい」
「だって……」
「ん、なんだい」
安達先生はそのいい声で耳元で話すので、絶対に家庭教師に向いていないし、どうか僕以外の家庭教師をしないでほしいと思いました。
「いんしちがしち……いんはちがはち……いんくがく……」
「みっちゃんよくできたね。偉いよ……二の段に行く前にちょっとしたご褒美だよ」
安達先生は僕のシャツの胸のボタンを三個ほどはずして、その中にするすると手を入れ、乳首に触れました。
「あんっ」
「気持ちいいだろう。ご褒美、だよ」
安達先生は指先で僕の乳首を弾くようにします。
「あっあっ」
「さあ。続けて。二の段だ」
「そんなっ、このまま続けるなんて……んっんっ」
「大丈夫。みっちゃんならできるよ。私の生徒さんなんだから。ね」
僕はそう言われて、なんとしても九九を言い終えるぞという使命感に燃えたのです。
「にいちがっ、あっに、ににんがし、っんんっ」
「はあはあ……偉いよみっちゃん……さすが私の愛する人……」
「にさんがろく、にっあんっ、にしがはち、あっ気持ちいい、安達先生……」
「はあ、あっ、こらそんな、いやらしい声を出して、みっちゃん、先生をどうするつもりかな。悪い子だ……はぁ、みっちゃんの乳首、かわいいよ」
「安達先生っ、にごじゅうっ、ん、にろくじゅうに、にしち、ん、じゅうし」
「はあ、はぁ」
「にはちじゅうろくんんっ、にくじゅうはち」
「偉いよみっちゃん。ご褒美だね」
安達先生はシャツの中に入れていた手を抜き、ボタンを全部はずして、それから乳首にしゃぶりつきました。
「ああっ! せんせえ……」
「んちゅ、こら、止まってはだめだよ、三の段を続けなさい」
「ん、あ、っさんいちがさんんんっ」
三の段の間は、安達先生はズボンの上から僕の股間を撫で回していました。
四の段で服を脱がされ始めて、五の段に差し掛かる頃には、僕は全裸になってしまったのです。安達先生は息荒く僕の体を撫で回しながら、五の段を言わせるのです。
「ごいちがご、ごにじゅう、ん、ごさんじゅうご、あっん先生」
「がんばれみっちゃん。これが終われば、指の挿入ですよ……」
「あっ、ごしにじゅう、……早く、んん、先生の指……」
「はあ、みっちゃん……次はごご、だよ」
「ごごにじゅうご、ん、ごろくさんじゅうごしちさんじゅうごぉん、はあ、ごはしじゅうっん、ごくしじゅうごっ指いれてくださいっ」
「はあはあ、やらしいねみっちゃん」
安達先生はすぐに濡れた指を僕のおしりにくっつけました。
「いれるよ、みっちゃん」
「あっあっ先生の指……んんっ、あ、入って……」
「ああ……」
「ろくいちがろく、ろくにじゅうにぃん」
「次のご褒美がほしいんだね……なんてやらしいみっちゃん……」



中略



「みっちゃん急いで」
「あっ、だって安達さ、先生が、中で、中に」
「わかったわかったから、ほれ、早くしなさい。先生の顔も三度までだよ」
「はちさん」
「はちさんはもう言ったよ。はちし?」
「はちしさんじゅうにぃ……んんっ、あ、はぁ、はちごしじゅう、う、はち、はちろくしじゅうはち」
「いいぞ」
安達先生はうつくしい顔で僕を見ています。背中を撫でると、少し汗をかいていました。
「はちしちごじゅう、はっぱ」
「みーっちゃん、ここで許されざるケアレスミス」
「なんですかっ、もう、もう九九なんてどうでも!」
「みっちゃん。落ち着きなさい。ああ。強くあれ。必ず幸せにすると誓うからほら、一緒に頑張ろう。やけを起こすものではない。っ、がんばれ、がんばれみっちゃん、はちしち?」
「はちしち、ごじゅう、ろく」
「いいぞ! 早く早く」
僕は若干イライラして、安達先生の頬をぺちぺちしました。
「んもぅ、急かさないでください」
「もしかしてこれは君の焦らしプレイなのか?」
「はっぱろくじゅうしはちくしちじゅうに」
「あっこら、駆け込みは良くないよ!」
安達先生は思いきり腰をぶつけてきました。
「ああん!」
僕は頭の中に星が飛ぶほど気持ちよくなって、安達先生に抱きつきました。
「みっちゃんっ、ああ、九の段はボーナスステージだよっ、一緒にかけ上がろうね、先生も一緒に言ってあげるから」
「え! ラッキー」
「くいちが」
「くぅっ」
「くに」
「じゅうはちっ」
そこからは、安達先生の先導で進んでいきます。リズムに乗るようにして、九九も、愛の営みも、激しさを増してゆきました。
「くさん」
「にじゅうし」
「うっ、くし」
「さんじゅうろっくっああっ」




(続きは本にてお楽しみください)

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ