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□幸せな一日
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今日は藍さんとの
久しぶりのデートの日です。
いつも、オフの日がなくて
学校でしか一緒にいられなくて。
今日は久しぶりにオフになったから、
楽しみです。
「藍さん!」
テツヤが彼女の存在に気づく。
「テツ!」
藍はテツヤに飛び込んだ。
「わっ…」
テツヤは一瞬驚くが難なく受け止めた。
「待たせたかな? ごめんね…」
藍は時計を見て
約束の時間から遅れていたことに気づいた。
「そんなこと無いですよ?
僕もさっき来たところですから」
テツヤはそう言うと人前なのも
気にせずに藍にキスをした。
「…!///」
テツヤはゆっくり唇を離すと
優しく微笑んだ。
「僕のために
おしゃれをしてくれたのは嬉しいのですが…
周りの男たちに見られるのは
いい気分ではありませんね」
テツヤは少しむっとして言う。
「周りが見ようとあたしは平気だよ?
だってテツの彼女だもん」