MAIN

□初デート
1ページ/6ページ



「〜♪」


涼太は時計台の前で

携帯を開きながら人を待っていた。


「まだかな♪」


そんなときだった。


「ねぇ、一人?

うちらと遊ぼ?」


おしゃれな女の子たちが

涼太に近付いてナンパする。


「悪いっスけど、

人を待ってるんスわ」


涼太はにっこりと笑って女の子たちに断る。


「いいじゃん!

楽しく遊ぼって」


なおも食い下がる女の子たちに

涼太は軽くキレた。


「俺は、彼女を待ってるんスわ。

分かるよね?」


涼太の目には怒りが浮かんだ。


「残念♪

独り身になったら遊んでよ♪」


女の子は全く堪えては居らず

さらりと酷いことを言った。


「絶対にあり得ないっスから!」


涼太は余裕の笑みで返した。


「ったく…。これで何人目っスか…?」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ