あなたに包まれて

□第6衝突
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リビングに行くとみんな座っていた


私と弥くんが来るのを待ってくれていたみたい


一家団欒ってこういう事言うのかな?


なんか暖かい感じがする




「これで全員?」


「椿、違うよ
まだ侑介が来てない」




梓さんがそう言うと椿さんはえーっと口を尖らせた


そんな椿さんを少し可愛いなと思ったのは私だけの秘密




「まったくしかたないなぁ
僕が呼んでくるよ」




そう言うと雅臣さんは立ち上がり呼びに行った


前を見ると初めて会う人が座っていた


あっ・・・


初めて会う人だ




「初めましてだね」


『初めまして』


「僕の名前は朝日奈祈織
君より2つ年上かな」




祈織さん・・・・


なんか不思議な人


綺麗だな




「君の名前は?」


『えっと七瀬李音』


「今日から朝日奈李音でしょー?」



左隣に座っていた椿さんはそう言うとなぜか頬をつつき始めた




「椿の言う通りだよ
君は今日から僕たちの妹なんだからね」




そう言って右隣に座っていた梓さんかもう片方の頬をつつき始めた


いったいなんでつつかれるのだろう・・・・・



そんなことを考えながら雅臣さんが戻ってくるのを待った


 
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