昨日
□陳腐な通過点
1ページ/1ページ
読んでも意味がわからないとは思いますが
えろいの苦手な人はちょっと注意!!
メロウ、メロウ、メロウ、
とろおん、と粘着質にいとしい感じがする。
わたしは鬼道くんの家にあそびにきて、それから、
たしかにいっぱいのことがあった気がする。
さらさらのシーツがわたしの動きに合わせてさらさらしている。
なんでだか当然の様に、鬼道くんがすやすやと眠っている。
あれだけ動いたんだから、あれだけだって疲れるのは当然だ。
あれ、気づいたら今は何時だろ、
きいろくて不透明な日差しがぎゅうっと、締め付ける。
「お疲れ様、」
眼線を斜め足元に遣っていると、鬼道くんがわたしの頭を撫でた。
「疲れただろ金原、すまなかった」
沈んで、ちょっとけだるそうに甘い声で吐息交じりに云った。
「ううん、」
そうか、鬼道くんが居るからいとしいのか、とは関係もなく眠たい。
あったかい、じめじめする、息切れがする、でも嫌じゃない、
「すきよ」
「俺もだ」
(今日は何日だっけ、)
陳腐な通過点
(結局たどり着くのはここか、)
(その辺のひととおんなじ所)