第二部
□第42話
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ーーーーー慶応三年 十一月
「坂本龍馬が斬られた?」
「今、問い合わせが来ているそうだよ。なんでも、坂本が斬られた近江屋に原田くんの鞘が落ちていたらしい。」
「はぁ?」
「なんだ、左之さんが斬ったんだ?僕も呼んで欲しかったなぁ。」
「新選組の仕業にしたい奴がいるってことだな・・・・・・・・」
「そんなもの考える必要もないでしょう?」
「やっぱりか・・・・・・・・ってレイ!!?」
「久しぶりね?」
「なななななななんでここに!!?伊東さんについていったんじゃねぇのか!!?」
良い驚きっぷり♪
「皆、集まってく・・・・・・・・何でお前はここにいるんだよ。しかも女の格好のままじゃねぇか。」
「男のものの服はここにあるじゃない。」
「あ、斎藤。」
「何でお前らここにいるんだ?」
「・・・・・・・・。」
「あーあ、一くん傷ついちゃった。」
「いやぁ、レイがいることに全て持ってかれちゃってよ・・・・・・・・」
「一緒に現れたらびっくりしただろうなー。レイは気配消して忍び寄ってくるからよ。」
「あら、良い事じゃない。」
「心臓に悪いじゃねぇか。」
「はぁ・・・・・・・・、いつまでたっても話始められねぇじゃねぇか。原田、千鶴呼んでこい。」
ーーーー千鶴ーーーー
「・・・・・・・・へぇ、私が居ない間にいつの間にかそんな仲になってたなんてね・・・・・・・・」
ツキン、と胸が痛む。
全員が揃い、話が始まった。
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