淡い桜の夢は
□第7話
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私は音がしたほうへ行ってみる。
茂みの置くには足を怪我した子猫がいた。
「・・・・・どうしたの?」
「ミャア・・・・・」
お腹が空いてるのかしら・・・・・
もう少ししたら朝食の時間よね。
「少し待ってて。」
私は台所へ向かった。
「あ、レイさん!稽古、お疲れ様でした。」
「えぇ。・・・・・朝食の準備かしら?」
今日の食事担当は雪村さんか・・・・・・
「あ、はい。今から取り掛かるところです。皆さん、まだ稽古をしてらっしゃいますから。」
「手伝うわ。」
私は野菜を手に取る。
「そ、そんな!いいですよ。」
「一人でやるより二人でやったほうが効率いいでしょう?」
早く子猫のところにご飯あげなきゃいけないし。
私は野菜を切っていく。
「何作るかわかるんですか・・・・・?」
「材料を見て大体ね。」
焼き魚、お味噌汁、おひたし、煮物・・・・・ってところかしら。
「煮物と味噌汁は私が作るわ。他、頼める?」
「は、はい!」
私は煮物と味噌汁を作りあげた。
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