ローズ×ソード†
□4.薔薇と雨
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「っ……!」
無慈悲にも、ロゼルはすでに拘束され、抵抗の予知がない。
スキンヘッドに担がれたまま、一時間が過ぎた頃だった。
不意に、ドサリと床に降ろされた。
そのままスキンヘッドら4人組は何処かに行ってしまった。
「…おい!」
なんだよこの状況。
拘束はされたままなので、身動きは取れない。
そこに、カツカツと誰かが近づいて来る気配があった。
そいつはロゼルの近くに来ると、ロゼルの顔を乱暴に持ち上げた。
「やァ〜っときた!あいつら、女なら誰でもいいって言ったのによォ?ま、上玉が来たからいいって事で♪」
そのままロゼルの顎から上に、そいつは舌を這わせた。
―正直、寒気がした。
マジかよ…。僕何かした?
本当に気持ち悪い。