ローズ×ソード†
□5.密会
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『錠…ですって?』
「はい…」
少女は少し怯えたような声音で答えた。
『…まさか“あの一族”の末裔?いや、あれは“災厄と驚愕の大罪戦争”の時に滅んだハズ…』
女は困惑しているようだ。そして
『今日はもういいわ、還りなさい』
そう女が言うや否や、少女達は溶けるように地面に染み込んでいった。
『何かが、変わるのかしら…。早く、鍵を揃えないと…』
女の呟きは、虚空へと消えていった。
そして、辺りはいつの間にか闇に包まれていた。
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