君が助けてくれたから

□☆マネージャー
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「藍!!黄瀬くんいるよ!」
「どこどこ!?」


何故か2人は黄瀬涼太が好きだと言う。恋とかではないけど、目の保養らしい。
『はあー…もう、2人とも行くよー、まったく』

どうしようもない…

「なんで結菜は好きじゃないんだよー、黄瀬くん!」藍が聞く。
『んー、なんでだろうねー』
「かっこいいのに。ねー、奈央ー」
「そうそう!」

何が良いのかわからない。確かに運動神経バツグンだし、顔立ちもいいけど。

なんかなー。


黄瀬涼太が藍と奈央に気づいたらしく、手を降っている。
本当好きだねー…

「結菜もほら!手を降って!」
『え!?なんで!?』
奈央が無理矢理私を引っ張る。
すると黄瀬涼太が少しだけ遠くにいる。
彼は手を降っているが、私は降り返さなかった。


「もー、結菜何やってるの。うちの王子に」
藍と奈央が口々に言う。


私、好きじゃないし…。
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