ポップン
□揺れるウサ耳
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ユーリ達は、とある町中を歩いていた。
別に凄く田舎と言う事も都会と言う事も無く、至って極
普通の町だ。
「ここ、いつもロケで来るような都会じゃ無くて過ごしやすいっス。」
アッシュが感嘆する。
「本当だネ〜☆特に犬君にとっては
走り回りたい気分になる様なとこだね〜☆」
スマイルがアッシュを冷やかす。
「そっスね…って!誰が犬っスか!!」
向かいから、誰かが歩いて来る。
揺れる赤いウサ耳。
すらりと高い背は、いつも衣装を着ているが、今は流行
に乗った服を着こなしている。
「タイマー?」
ユーリが声を発する。
「ユーリとその仲間達?」
「俺たち仲間達っスか…。」
アッシュは小さく溜息を着く。
「こんなとこでどうしたんだ?タイマー。」
「ああ。この辺僕の実家なんだよね。
今日はニャミちゃんと来てるんだ〜♡」
タイマーの周りに、全員が花を見いだす。
「おい。見えたか?」
ユーリが小声でスマイルに言う。
「うん。なんだろ…。あの花。」
「あ、そうだー!家の両親Deuilの大ファンだからさ、家に来てよ!」
『家の両親に結婚許して貰えるかも!』
『お袋の味を研究したいっス!』
『ミニッツに会いたいな…。は!別にロリコンと言う事では!』
それぞれが野望を抱きながら、タイマー達は駆け出した。