木ノ風
□性別
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おかしいなー…
なんか途中からバッサリ記憶がないんだけど……
『……ま、いっか。』
仮病使って今日はお休みしよう。
そう判断して、布団に再びくるまる。
『………と、その前に薬だ。
薬持って来ないと』
さすがに大阪まで全力疾走したから疲労がヤバいし。
寝る直前、やっぱり疲れが酷くて起き上がった。
頭も痛いから一度戻って薬とって来よう
『………よいしょっと…』
―――――――――――――――――――――――――
それから未来に一度帰り、私はまた布団に横になった。
『ふぃー…』
浴衣に着替え、コロンと寝転ぶ。
薬を取るついでに軽くシャワーも浴びてきた。
なにせ屯所のお風呂は誰かと出くわす確率が高いし。シャンプーないし。
トイレとお風呂は未来の方がいいな。切実に。
温かくなってきた時期だ。
浴衣で布団の上に寝るのも良いよね!
このまま寝てしまおう、と寝返りをうった時。
『あ。』
ふと、忘れ物を思い出した。
((サラシ未来に置いてきちゃった…))
私も一応は女な訳で。
それなりに身体は成長してる訳で。
『やばやば。
早めに取りに―――――――――――――――――――Σ!?!?!?!?』
遠 く か ら 声 が す る !?
藤「――――なんでわざわざ大阪まで行ったんだろうな飛鳥?」
原「さぁな。
ま、聞けばいいだろ。」
永「しっかし土方さんの拳骨一発で気ぃ失うなんてなぁ!
男として鍛え直す必要があるよな!」
『………!!!(汗)
((よりによって三人組か!?最悪だ!))』
起き上がろうとした瞬間、聞き慣れた声が近付いてくる。
しかも私の部屋を訪ねに来た様子。
((えっと、えっと…!!
どっか隠れる場所……!))
わたわた周りを見渡してみる。
((……!
押し入れ!!))
スパンッ!
………ポスッ
『…………………。』
人が入れるスペースは無かった。
代わりに豊玉発句集が落ちてきた。
((いらねぇぇえぇえぇ!!
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!))
原「飛鳥ー。
いるか?」
『ΣΣΣいません!』
……………………orz
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