木ノ風

□性別
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原・藤「…………。」


永「………えっと、とりあえず……いるんだな?
入るぞ?」





『ΣΣΣΣ!!?!!!?!(泣)』




ガン!

ゴスッ


スパァンッ

ズシャッ!

バタン!





………………スッ

藤「……なんか今、めちゃくちゃ暴れてなかったか?」


『いいえ全然。(キッパリ』





発句集を押し入れに投げ返して、何故か跳ね返って頭にぶつかって、勢いよく襖を閉めて、布団にスライディングで入って、畳の下に発句集を隠しただけです。


何も変なことありません。





原「……で、大丈夫か飛鳥?」

『何がです?』

原「いや………うつ伏せで地面に貼り付いてて苦しくないか?」

『これが僕の寝方です。気にしないで下さい。』

原「明らかに顔色悪いだろ…。
前みたいに怪我隠してるんじゃねーか?
見せてみろ」

『問題ないから触らないで下さい。』

原「Σ!?」


永「ははっ
嫌われたみてぇだな左之ぉ!
おい飛鳥!
いつまで寝てるつもりだ?
貧弱なお前をこの新八様が鍛え直してry」
『結構です。出てって下さい。』
永「冷てぇなオイ。」


藤「なぁなぁ飛鳥ー。
本当に大丈夫か?
マジで顔色悪いじゃん。」


『…………………。』


藤「体調悪いのか?」



あんたらがいるからだよ!


なんて言えない。



布団を握りしめ、うつ伏せのまま亀のように頭を出す私を三人は訝しげに見る。





原「……………おい飛鳥。
なんか隠してるだろ。」


『土方さんの発句集ですか?』


藤「Σそれじゃねぇよ!
いや、それも問題あるけど!?」


永「怪我とかなんか隠してるだろ!
見せろっ!」


グイッ!



『ΣΣΣぎゃあぁぁあぁあぁあぁ!!!??
やめて下さい永倉組長ぉおぉぉおぉ!!!!(泣)』




布団を剥がされそうになって、思わず悲鳴があがった。



スパンッ!

斎「何事だ!?」

丞「どうしましたか飛鳥君!?」

千「飛鳥さん大丈夫ですか!?」






……そして

なんか増えた。



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