木ノ風

□歪み
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早速だけど千鶴ちゃんが何故か勇ましい。






『あの…千鶴ちゃ……』



千「何なんですか貴方達はっ!
この人達は貴方達の仲間ですよね!?どうして私達に関わってくるんですか!
もうほっといて下さい!」




『いや、だからね千鶴ちゃん。落ち着いt』

千「大丈夫です!飛鳥さんは私が絶対に守ってみせます!」





えー。





暗闇から見えた彼等に目を奪われていた私が、ふと抱き締めていた存在へ視線を落とすと、千鶴が豹変していた。




…いや、ね?








彼等の運命を変えようと思って今日まで待ってたのは確かだよ?


物語に存在しない私が彼等と関わる事で話が歪むとは思ってたよ?

自分が話を歪ませる事で自分の知らない物語に変わってしまう、というのはトリップの暗黙のルールだし。



承知の上で千鶴ちゃんに接触してみたけど。








『…最初っから変わりすぎだろ!』



Σ千「な、何ですかっ!?」





まさか千鶴がこんな強い子だとは思いませんでした。どうしよう。




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