木ノ風

□養生
1ページ/11ページ







……あの後、任務の報告をしようとしたら土方さんに止められた。






崖から落ちたと言ったら、


お前は馬鹿か、休め!って。






だから代わりに原田さんが報告してると思う。







とりあえず怒られることはなかった。










……代わりにドン引きされたけど。



崖から落ちて悪いか。







斎藤さんのお陰で、私に与えられた個室の天井を見ながら溜め息をつく。












『………一人でゆっくり休みたいです…』




山「駄目だ。
君に怪我を負わせたのは俺に責任がある。
怪我の診断をするまで離れる訳にはいかない。」


沖「まさか本当に寝不足で注意力散漫になるなんて…ごめんね飛鳥君。
元気になるまで僕が面倒見てあげるから。」


千「飛鳥さんが拐われたって聞いて私……っ…
もう離れませんから!」




『僕は元気ですから放っといて下さいって。
……千鶴ちゃんは泣かないで…(汗)』





ちっとも養生にならない。





次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ