『灰色の運命』

□第6話 戦う理由
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プトレマイオス2


トレミークルーは刹那がアレルヤの次に救出したアザディスタンの第一皇女のマリナ・イスマイールと対談をしていた。

マリナ「助けていただいたこと、そして、5年前アザディスタンの内紛を止めていただいたこと、本当にありがとうございました。戦いを行わずに戦いを止めた、あの行為はとても素晴らしいものだと私は考えます。」
刹那「そんなことはいい、これからどうする?」
マリナ「アザディスタンに戻ります。」
ラッセ「無茶だろ。」
刹那「保安局がくる。」
ティエリア「あなたを口実に連邦が介入してくる可能性もある。」
マリナ「連邦に参加しなかったアザディスタンは世界から見捨てられています。経済は破綻し、保守派の指導者であるラサーが亡くなられ、改革派との争いも泥沼化の様相を呈している。でも、だからこそ私は…」
刹那「わかった。トレミーの進路をアザディスタンに向ける。」
ティエリア「刹那。」
イアン「了解した、刹那。」
ラッセ「ブリッジに行く。」
シン「さて、俺は暇だからシューティングでもするか。」
ミレイナ「つかぬ事を聞くです。二人は恋人なのですか?」
刹那「違う。」
マリナ「違います。」
ミレイナ「あ、乙女の勘がはずれたですぅ。」
イアン「ハァ…。」
シン「いや、普通に考えて違うだろ。」
イアン「ああ、シン。シューティングが終わったらエンジンの点検を手伝ってくれないか?」
シン「ああ、…いや、今手伝う。シューティングはその後でいいや。」
イアン「すまんねぇ。」

シンとイアンはエンジンの点検に向かった。
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