『灰色の運命』

□第7話 再会と咆哮
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カタロン基地付近


CBメンバーはプトレマイオス2に残る組とカタロンに接触する組に分かれた。
カタロン接触組はVTOL機には刹那、ティエリア、スメラギ、マリナ、沙慈。
沙慈はマリナ同様カタロンに保護してもらう為である。
ガンダムはケルディム、アリオス、デスティニーである。

ティエリア「こんな場所に…よく連邦に見付からないものだ。」
ロックオン「連邦は非加盟国の多い中東にGN粒子を撒いている。建前では、粒子効果でテロ組織の情報を遮断するためらしいが、実際は中東国家の経済活動をまひさせるのが目的さ。連邦のいうことをきかない国は痛い目をみるってことさ。尤も、GN粒子のおかげでカタロンの施設も発見されないでいるが。」
ティエリア「詳しいな。」
ロックオン「そうかい? 常識の範疇だよ。」
シン「…あ。」

シンはロックオンがカタロンにいた事を思い出したが、それは心の奥にしまっておく事にした。

『きこえるか? そちらの機体を確認した。ハッチをあける。』刹那「了解。」

VTOL機とガンダムはカタロン基地に入った。

「これがガンダムか。」
「ああ、アザディスタンを救った英雄の機体だ。」

ガンダムを見て興奮するカタロンメンバー。

「よく来てくれた。CB。」
「歓迎するよ。顔は見せてくれないのかい?」
ロックオン「ああ、悪かった。」

と、ヘルメットを取るロックオン。

ティエリア「我々には秘匿義務が。」
ロックオン「堅いこと言うなよ。助太刀してもらっただろ。」
アレルヤ「(反政府組織カタロン。)」
シン「………」

アレルヤはヘルメットのサンバイザーを解除し、シンもヘルメットを脱ぎ、ティエリアも不満げな表情をしつつ、ヘルメットを脱いだ。

「………………」

そして、その光景を影で見ている『少女』がいた。

「なあなあ? あの赤い翼のガンダム、何か悪人面じゃね?」
「ああ、確かにな。」
「お前は俺か。」
シン「悪かったな!」
三人「ヒィッ?!」

と、こんな会話があった事を付け加えておこう。
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