『灰色の運命』

□第10話 宇宙(そら)へ
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プトレマイオス2


デスティニーはアリオスを回収し、修復が行われていた。

ラッセ「あのマリーって子、超人機関出身なんだろ? 船に乗せて、大丈夫なのか?」
スメラギ「一通りのチェックは済ませたわ。それに、アレルヤには必要なの。」
ラッセ「何が?」
スメラギ「戦うための…理由が…。」
シン「まあ、何にしても何かしらの理由はないと戦いなんてやってられませんからね。」
ラッセ「まあ、そうだけどな。」
シン「ま、色んな意味で俺が言うセリフじゃないけど、随分と賑やかになりますね。」
ラッセ「ホント、そうだな。」
シン「じゃ、ちょっと失礼します。」

シンは部屋から出た。

シン「…ん?」

シンは話し声が聞こえたのでその方向に向かった。
そこには、仲良く喋っているマユとミレイナがいた。
あの後、直ぐ様仲良しになったのだ。

シン「やれやれ、…まあ、ああいうのも必要か。」

そう言ってシンは邪魔しないように彼女達の横を通ろうとしたら、ミレイナはドアに入り

ミレイナ「つかぬことを聞くですぅ。二人は恋人なのですか?」
シン「は?」

ミレイナがそんなことを言うから、シンはドアの向こうを見た。
そこには顔を赤らませているアレルヤとマリーがいた。

ミレイナ「おおー! 乙女の勘が当たったですぅ。」
シン「ハァ…。」
マユ「ハハ…。」

ミレイナのそんな行動にシンは溜め息を吐き、マユは苦笑するしかなかった。

ミレイナ「ああ、そういえばまだマユちゃんにトレミーの案内をしてる最中でした。という訳で行くですぅ。」
マユ「あ…うん、またね、お兄ちゃん。」
シン「あ…ああ…。」

マユはミレイナと一緒にプトレマイオス2を周りに行き、シンは手を振った。

シン「…ん、あ、失礼しました。」

シンはアレルヤ達に手を振り、部屋から去った。
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