『灰色の運命』

□第14話 メメントモリ攻略戦
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プトレマイオス2はダブルオーライザーを射出し、カタロン艦隊の援護に向かわせた。

ミレイナ「ダブルオーライザーから送られてきた衛星兵器のデータ、表示するです。」

ミレイナはメメントモリのデータをモニターに出した。

アニュー「やはり、オービタルリングの粒子加速器を利用した自由電子レーザー掃射装置ですね。」

フェルト「この護衛艦の隊形…、スメラギさんの予測通り、砲頭には発射角度の制限がありそうです。」
シン「だけど、どうやって攻略を…?」

ピピッ

ミレイナ「あっ、ノリエガさん。エージェントからの暗号データが送られてきたです。」
シン「衛星兵器のか?!」
ティエリア「王留美から? 今まで何を…」
スメラギ「表示してくれる?」
ミレイナ「はいです。」

ミレイナは送られてきた暗号データを開示した。

シン「これは?」
スメラギ「ハッ! 衛星兵器の内部構造。」
シン「マジで!?」
ロックオン「お前が予想してたんじゃないのかよ…?」
シン「いや…この状況だからそうだと思ったんだけど、まさか当たるなんて思わなかったからさ…ハハハ…。」
アレルヤ「どうやって入手を?」
シン「この際、何でもイイじゃないですか。折角手に入った情報ですから。」
アレルヤ「まあ…そうだけど。」
スメラギ「(衛星兵器の弱点である、電磁場光共振部の位置が…)これで作戦は決まったわね。衛星兵器の死角から接近しての直接攻撃。ティエリアとロックオンの精密な連携は、必須事項よ。」
ラッセ「防衛部隊はどうする?」
スメラギ「強行突破します。」
シン「えっ?」
ラッセ「繊細なんだか、強引なんだか。」
スメラギ「どちらも必要。ミッション、すぐにでも始めるわよ。」
皆「了解!」

一同はメメントモリのデータを元に、攻略戦の準備を開始した。
だが、そのデータはネーナ・トリニティの個人的な理由で送り付けたというのは、一同は知らない。

シン「…って、俺とアレルヤさんは?」
スメラギ「それは後から通達するわ。」
シン「…了解しました。」
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