G00D外伝 『義翼の鳥』

□第10話 決意の朝
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日本

病院


ガチャッ!

龍義「ぐッ…!」

龍義は新しい義手を取り付けた。
龍義はに新しいのを受け取りに一時日本に帰国していたのだ。

龍義「…フゥ…」
「それは190センチまでなら自分で伸ばして対応出来るようになってるよ。」
龍義「ああ…それは素晴らしいな。」
「で、調子はどうだい?」
龍義「問題ない。寧ろ調子が良すぎる。」
「ま、最新式の人工神経だからね。その内馴染んでくれるさ。ほれ、新型ナノマシン。」
龍義「ありがとうございます。『鐘元』先生。」
鐘元「ああ、どうも。」

鐘元は、鐘時の従兄弟であり、歳は21。
若くしてこの病院の院長を勤めるエリート医師なのだ。

鐘元「Eカーボンも至近距離のショットガンでもびくともしないレベルに鍛え上げられているから、何かあったら積極的に使っていいんだよ。命有っての物種ってね。」
龍義「…ああ、そうしとく。」
鐘元「…フフ、僕の母方の一族が医者の家系だから僕は医者を目指したけど、もし龍義に子供が出来たら、やっぱり軍人にする?」
龍義「…自分の意思で決めさせるでしょうね。」
鐘元「ははっ、そうか、そうだね。やっぱり強制的にってのはその子の個人を殺すからね。ま、親父の背中を追って、っていうのなら、どうだい?」
龍義「…フッ、その時は上官としてビシバシしてやるよ。」
鐘元「ハハッ、妥協しないね。」
龍義「当たり前だ。軍人になれば子も親もない。甘やかせば死ぬだけだ。…それじゃ、俺はこれで失礼する。」
鐘元「また来てね。」
龍義「また来るかどうかは知らん。」

龍義はアメリカに戻った。
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