G00D外伝 『義翼の鳥』

□第14話 変革の刃、滅びの道
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数ヵ月後


『CBによって度重ねて行われている凶悪なテロ行為に対して、ユニオン、人類革新連盟、AEUは軍事同盟を締結。国連の管理下でCB壊滅の為の軍事行動を行っていく事を、ここに宣言致します!』
池田『3つの陣営が国連管理下で軍事同盟を発表しました。これにより、史上最大規模の国連軍が誕生する事になります。』
龍義「…………」

龍義は神妙な面持ちでモニターを見ていた。

グラハム「カタギリ、新型のガンダムから奪取したビームサーベルの調査結果だが…」
ビリー「いや、それどころじゃないよ。」
龍義「ん?」
グラハム「何があった?」
ビリー「どうやらCBに裏切り者が出たらしいんだ。」
ダリル「裏切り者…ですか?」
ビリー「ああ。しかも手土産にガンダムと同タイプのエンジンと、それを搭載するMSを提供してきたそうだよ。」
龍義「何!?」
グラハム「何だと!?」
ビリー「何と30基分もね。だからこそあんな発表も出来るのさ。」
グラハム「成る程。そういう事か…」
龍義「(これも…CBが描いたシナリオ通り…なのか…?)」
ビリー「提供された機体のパイロットはオーバーフラッグス隊員から選ばれる事になるだろうね。勿論、隊長は君だよ。」
グラハム「断固辞退しよう。」
龍義「!」
ビリー「えっ!?」
グラハム「私はフラッグでガンダムを倒す。ハワード・メイスンの墓前に、そう誓ったのだよ。」
ダリル「しかし隊長、フラッグの性能ではガンダムに…」
グラハム「男の誓いに訂正はない。」
ビリー「やれやれ…」
龍義「これでは梃子でも動きませんね。」
ビリー「確かにそうだね。」
グラハム「だが、やはりガンダムと同じ性能じゃなければ勝てないというのなら…」
龍義「?」
グラハム「カタギリ、そのエンジンをフラッグに移植出来ないのか?」
皆「!!?」
ビリー「そんな無茶な。それ以前にこの『GNドライヴ』がそんな簡単に此方の方に入る訳が…」
グラハム「カタギリ司令に頼み込んで何とかしてもらえないだろうか?」
ビリー「あ…ああ、分かった。言ってみるよ。」
龍義「(どうなる事やら…)」
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