G00D外伝 『義翼の鳥』

□第20話 離反
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『ブレイク・ピラー』から数日後

艦長室


カティ「飛鳥大尉、何故貴官を呼んだか分かるか?」
龍義「アロウズの離反ですね。」
カティ「そうだ。悪政を行う連邦の傀儡となったアロウズは最早軍隊ではない。世界の行く末は市民の総意によってのみ決められるものだ。」
龍義「そして、アロウズを断罪する。」

カティは頷いた。

龍義「で、どの様な方法でアロウズを離脱するんです?」

カティはアロウズを離脱する為のプランを提示した。
そのプランとは、この後に行われるカタロンの基地の掃討作戦でコーラサワー機を偽装撃墜させ、小型艦とジンクスVで捜索を行い、カティらに同調したクーデター派からジンクスV正規軍機を借用したコーラサワーが機体を全壊しない程度に攻撃を行ってわざと撃墜され、龍義とカティはそのコーラサワー機に回収されるというものだ。
MSや小型艦はクーデター派が回収し、その他の物資はカタロンにやるという。

龍義「で、本人は納得したんです?」
カティ「最初から不満を言い、私を攻撃する事に躊躇していたが、何とか言いくるめた。」
龍義「そうですか。では、これで失礼します。」

龍義は艦長室から出た。
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